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3つは心筋梗塞そのものとの関係を直接調べているが、ひとつは(動脈硬化の指標である)頚動脈壁の厚さとの関係を調べている。
対象者のリコペンのレベルを測定する試料として、2つの研究では血清を使い、残りの2つでは皮下脂肪を使っている。
4つの報告はいずれも、リコペンのレベルが高い方が、心臓病のリスクが低い傾向があった。
ただし、統計的に意味のある結果になったのは、2つだけだ。
もっとも大規模な研究は、ヨーロッパ10力国の共同研究として行われた症例対照研究で、1997年に報告されている。
心筋梗塞になった男性662例と、健康な男性717例から皮下脂肪を吸引し、その中に含まれるリコペン量を測定した。
その結果、リコペン量が上位10%のグループでは、下位10%のグループより、リスクが48%低かった。
こうした最近の研究から、リコペンによる心臓病予防の可能性が関心を集めています。
ただし、実際のヒトを対象とする研究はまだまだ少ないので、検証は不十分と考えるべきでしょう。
研究者ら自身も、リコペンが心臓病予防に有効かどうかという問題に回答を出せるのは、じっさいにリコペンを投与する臨床試験のみであると考察しています。
また、心臓病ではなく、がんとトマトやトマト製品についての疫学研究のまとめを、H大学のグループが、「米国立がん研究所雑誌」1999年2月17日号に報告しています。
このまとめによれば、とくに前立腺がん、肺がんと胃がんについて、トマトやトマト製品によるリスクの低下を示す研究が多いことが指摘されています。
健康な成人23人が、1日あたり23グラムのココアパウダーと16グラムのチョコレートを4週間食べたところ、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)の酸化開始時間が8%遅くなり、血清の抗酸化能が4%高くなりました。
米国ペンシルバニア州立大学のグループによるこの研究は、「米国臨床栄養学雑誌」2001年11月号に報告されました。
ココアとチョコレートには、カテキンなどのポリフェノールが豊富に含まれている。
なかでも最近、ぶどうの種などにも含まれる、プロシアニジンと呼ばれるポリフェノールが関心を集めている。
動脈硬化の発生には、LDLコレステロールが、活性酸素によって酸化されることが関わっている。
ポリフェノールには、このLDLコレステロールの酸化を予防する作用(抗酸化作用)があると考えられている。
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